宮城県南地域の海沿いには、東日本大震災の教訓として津波が起こった際に避難するための避難タワーや避難丘が整備されています。避難丘があるところは公園として生まれ変わったところが多く、子供向けの新しくて安全な遊具で遊ぶことができます。
その避難丘がある公園の一つが2019年北釜地区、空港からすぐの場所に新しく整備された北釜防災公園です。離発着の飛行機が間近で見られ航空ファンにも撮影委スポットとして人気があります。
北釜防災公園
住所:〒981-1201 宮城県名取市下増田屋敷
電話番号:022-384-2111
駐車場:第1駐車場(公園手前海側)40台・第2駐車場(仙台空港側)55台・バス用もあり
公園の概要
イベント広場・展望台広場・多目的広場と用途に応じてエリア分けされています。いざというときは津波の避難場所にも使用されることになっています。多目的広場の遊具は年齢層別に分けられているので、小さいお子さん連れの方でも安心して遊ぶことができます。
私はよく第1駐車場に車を停めますが、土日や長期休み期間中は結構混みますので、4号線のほうからお越しの方は第2駐車場に停めるのも良いかもしれません。第2駐車場のほうが少し多めに駐車できるので。
トイレは新しい公園なので清潔できれいですし、多目的トイレ内にはおむつの交換台もあります。赤ちゃん連れのママやパパにはうれしいですよね。
小さい子供向けの遊具(3~6歳)
どこの公園に行ってもふわふわドームは子供たちにいつでも大人気ですが、小学生くらいの大きい子がいると小さい子を遊ばせるのはちょっとためらってしまいますよね。こちらのふわふわドームは小さめで、小さい子向けなので遊ばせやすいと思います。大きいドームほどの弾力はないものの、裸足でふわふわなところを走り回るだけでも楽しそうです。
複合遊具は飛行機の空港がモチーフになっていてとても可愛らしいです。空港のそばに海があるのも再現されているのか、クジラとイルカがそばにいます。真ん中の大きめの滑り台もそんなに高さがないので安心ですね。
大きい子向け遊具(6~12歳)
こちらの遊具は対象年齢が高くなるので、スリル満点の傾斜がきつめな滑り台や途中でバウンドする滑り台もあります。ボルダリングのようなものや、ロープをよじ登れるものなど小学生くらいのお子さんにはたまらないラインナップです。すぐ隣にはこれまた子供たちに大人気のザイルクライミングがそびえたちます。
ぶるめい家の子供たちは両方の複合遊具を行ったり来たりして走り回っていましたよ。
避難丘が飛行機見物の展望台として大活躍
津波が来た時のための避難丘ですが、すぐ近くが仙台空港なので飛行機が飛び立って行ったり、着陸するために下りて来たりする姿が本当に間近で見ることができます。ぶるめいが行ったときには、何人か立派なカメラを持った航空ファンの方々がベストショットを狙い、待機してました。
私も何台か間近で見ることができましたが、飛行機に興味のない私でも、子供たちと一緒に思わず歓声を上げて空を見上げてしまいました。特に着陸のために向かってくる飛行機は、とても迫力がありました。
飛行機の写真が撮影で来てなくてすみません。撮れたらブログにのせます。
まとめ
今回訪れた北釜防災公園は災害時の緊急避難先としての役割も担う公園です。北釜地区は東日本大震災当時は約400名、 100世帯が住んでいた集落でしたが、津波で54人もの方々の尊い命が奪われました。2022年3月に震災の記憶や地域の歴史を伝えるメモリアルゾーンが完成し、公園内の入り口のすぐそばに設置されています。公園の横には震災伝承施設の一つである下増田神社があり、境内の慰霊碑には犠牲になった方々の名前が刻まれています。
子供と公園で楽しく遊ぶことが、過去の震災や今後の防災についても話すきっかけになるかもしれませんね。
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