【岩手県花巻市】昭和レトロな雰囲気が楽しめる「マルカンビル大食堂」で子連れランチしてみたら大満足だった

店舗情報

マルカンビル大食堂の歴史

花巻市にはかつてマルカンデパートという地方の小型百貨店が存在していました。昭和５２年(１９７７年)に設立し、８階建てのビルの中には着物店や雑貨屋さん、スーパーマーケット、ゲームセンターなども入っており地域の人々に愛されてきました。しかし建物の老朽化などにより２０１６年に惜しまれつつ閉店しました。

マルカンデパートの中で最も人気の高かったフロアが６階のマルカンビル大食堂です。魅力的なメニューやコスパの良さから愛されていた食堂は地元の高校生や市民から存続を望む声が高まり、なんと２０１７年に営業再開することになりました。翌年に営業再開するなんてすごいですよね！！

食堂の様子

入り口でまず圧倒されるのはたくさんの食品サンプルが並ぶ、巨大なショーケースです。和食に洋食、中華に軽食のメニューまで数えきれないほど豊富です、しかもとってもリーズナブル。見ているだけで幼いころに連れて行ってもらったデパートのレストランを思い出してワクワクが止まりませんでした。

マルカンビル大食堂は食堂ではあるものの完全なセルフサービスシステムではありません。食堂内にはホール役の店員さんがいます。受付で注文し、食券を購入。好きな席を選んで着席すると、近くにいる店員さんに食券を渡します。番号札をくれるので、それをテーブルに置いておくと出来上がり次第店員さんが料理を運んでくれるというシステムでした。お水やお箸や子供用の食器などはセルフサービスです。ちなみに食事が終わったら食べ終わったお皿もそのままテーブルに置いたままでOKでした。

食堂内はとても広くてなんともレトロな空間です。古い建物ではありますが、窓が大きく太陽光が常に差し込んでいて明るく、とても開放的な空間です。小さな赤ちゃん連れの家族から、常連さんと思しきご高齢の夫婦まで様々な客層の方々がいらっしゃいました。

食堂の中心には食器類やお水などが置いてあり、子供用の食器や紙のエプロン、お盆も置いてありました。壁側には幼児用のいすも何脚か用意してありますが、ベルトなどはついていない簡易的なタイプのものなので、ひとり座りがまだ安定しない月齢のお子さんをお連れの場合はベビーカーがあると安心かもしれません。

注文したもの

メニューがたくさんあってあれもこれも食べたくなりましたが、今回は夫があらかじめおすすめのメニューを調べてくれていたので迷わず注文できました。私はとっても優柔不断なのでありがたいです。

注文したのは３つです。

名物　ナポリカツ　８７０円

平日限定50食　餃子定食

そして、今回の大本命とも呼べるメニューが、運ばれてきました。

１０段巻きのお箸で食べる　ソフトクリーム　230円

このソフトクリーム、かなりインパクトありますよね！娘の顔の大きさと同じくらいありました。どんどん溶けて、食べにくいんじゃないかって思いません？こちらのソフトクリームは何と、「お箸で食べるソフトクリーム」なのです。少し固めなソフトクリームなので、とってもお箸でつかみやすく、こぼすことも、崩してしまうこともなく、あっという間に完食してしまいました。

ちなみに、地元の常連さんらしきミドル世代のご夫婦は一人1個ソフトクリームを注文して、お箸でとっても上手に食べていました。ぶるめい家は家族みんなで1個を仲良く食べましたよ～。180円のミニサイズもあったので、一人で全部食べたい方にはそちらをお勧めします。

まとめ

今回は花巻市を訪れた際に子連れランチで利用したマルカンビル大食堂についてでした。こちらの食堂で食べたものは全部美味しくて、子供たちも大満足でした。食べたことのない大きなソフトクリームに子供たちは喜ぶこと間違いなしです！！

食堂なのにセミセルフ形式で、店員さんが料理の配膳も片付けもしてくださるので小さなお子さんがいても席を離れたり、抱っこしながら料理を取りに行ったりしなくていいのでとても楽ちんですよ。まだまだ食べてみたいメニューがたくさんあったので、また岩手を訪れた際には利用してみたいと思います。