田舎に住んでみたら、カルチャーショックだった出来事5選

ぶるめい
ぶるめい

こんにちわ、ぶるめいです。私はもともと東京出身なのですが、宮城に住んで初めて知ったことや驚いたことがありました。

私が実際に住んでみて感じた田舎と都会の習慣や暮らし方の違いについて書いています。

アポなしで親戚や近所の人が普通に家に入ってくる

これはとてもびっくりでした。インターホン鳴らさず普通に家の中に「どうもね~」と急に現れるんですよ。しかも朝の6時とかに!!こっちはすっぴん眼鏡どころかまだ顔も洗っていないスウェット姿。最初の頃は恥ずかしいとか思っていましたがもう慣れてしまいました。

しょっちゅうお客さんが来るものですから、子供たちも今ではすっかり人見知りしなくなりました。初めのころは知らない人が来ると隠れていた長男は「こんにちわ!!」と大きい声であいさつ、泣いていた長女はおもちゃを持ってきて嬉しそうにお客さんに見せ、「ねえねえ」と話しかけるようになりました。お客さんが来るとお茶菓子とお茶を義父母は出すのですが、子供たちの狙いはどうやら便乗してお菓子を食べることだったようです。

子供たちが以前より人見知りせず、大人を怖がらなくなったのはいいのですが、私は知らない人が家にいると落ち着かないタイプなので、お客さんがいる間はどうしてもそわそわしてしまいます。私の実家では家にお客さんが来ることはほとんどなかったので、お客さんが当たり前のように来るこの文化にはいまだに慣れることができません。

公共交通機関に乗るために車が必要

宮城県でも仙台市内などは路線バスが良く走っているため、電車の駅が多少遠くてもバスを使えば何とかなります。しかし、私の住んでいる場所は路線バスなど何も走っておらず、コミュニティバスも1日に数本。ゆえに徒歩50分かかる最寄りの駅まで行くためには車が必要です。

私は過去に神奈川県のちょっと不便な地域に住んでいたことがあるのですが、駅が遠くてもバスが駅まで出ていたので電車に乗ることへの支障はあまりなく、通勤でバスも電車も普通に使っていました。首都圏と比べると地方はバスなどはあまり走っていないだろうなとは思っていましたが、電車に乗るために車が必要とは…。結構衝撃でした。ゆえに宮城への移住後電車に乗る機会は年数回ほどになりました。

仙台駅周辺に飲みに行きたいな~というときは義父母に送迎をお願いして、電車の本数も少ないのでしっかりチェックしてからでないと大変です。おかげで夫とはおうち飲みが当たり前になりました。送迎を頼むのが申し訳ないと感じますし、」タクシー代も距離があるので結構痛い出費なのです。

病院が少なくて予約が取れない

私の住んでる地域にはなんと小児科専門の病院が1つのみ。しかも夫が子供のころ見てもらっていたとても古い病院です。正直、この小児科の先生不愛想なうえに嫌味なこと言ってくるので私も子供たちも好きではありません。しかもすごくいつも混んでいて、冬場は待合室に座れないほど混みあいます。

移住してきたばかりのころなんて、まだ長女が小さくて心配な時は診せに行くのですが、先生は嫌味なことしか言わないし、看護師さん怖くて娘は泣くし。ここしか頼れる場所がないのに…と悩んでしまった時期もありました。今はもう慣れて、出してもらう薬はよく聞くので割り切って通院しています。

予防接種は子供たちがここでは嫌がるので隣の少し大きな街の小児科まで通っています。長男のアレルギーを専門に見てくれる明るい雰囲気でおもちゃもたくさんあり、先生も話しやすくていい病院です。

ですが、とにかく予約が取りづらいです。通院の予約は当日のみ、インターネットで早い者勝ちです。私は毎回予約受付時間ぴったりにアクセスするものの、予約がいっぱいで取れないことも多々あります。一瞬で15人ほどの枠が埋まってしまうのです。まるで人気アーティストのチケット争奪戦の様ですよね。

小児科の先生も高齢の方が多いのでいつ病院がなくなってもおかしくないと思うと、田舎にもっと小児科が増えてくれない限り、若い人にとって田舎は住みづらい場所になってしまうと思います。。

信じられない量の野菜をもらう

これは私のイメージなのですが、田舎の人って野菜作っている人多くないですか?農家でなくてもお庭が広いので、あったかくなってくるとよく恒例のご夫婦が朝早くから畑を耕している姿を見かけます。都会に比べると娯楽も少ないので、わざわざ遠くへ出かけなくてもできる趣味が、園芸になるという方も多いのかもしれません。特に高齢になると車の運転に不安を感じる方も多いので、お出かけする機会も少なくなってしまうのかもしれませんね。

我が家では、義母方の親戚が野菜をたくさん育てているのでしょっちゅう野菜を食べきれないほど大量にもらいます。冬は白菜、大根、カボチャ、夏はピーマン、ナス、ゴーヤ、トマト。とにかく毎週のように持ってきてくれるのですごい量です。親戚以外にも知り合いや近所の方に急にスイカをもらったり、ジャガイモをかごいっぱいにもらったり。

うれしいのですが、傷んでしまう前に食べきるのがなかなか大変なので、我が家のように食べ盛りの子供がいる家庭でないとすぐ腐らせてしまうかもしれません。私もまだ子供が生まれる前に義父母から大量に野菜や果物をもらうことがあったのですが、なかなか食べきれず大変でした。

収入は下がるが、生活費がかかる

皆さんは都会と田舎ってどっちが生活のお金がかかるイメージですか?私の場合は移住する前はこんなことを思っていました。

昔のぶるめい
昔のぶるめい

都会に住むのは本当にお金がかかるな~。

田舎に住んだらきっと今よりお金かからなくなって貯金貯まりそう~。

今なら言える、「そうでもないよ」と。

収入と支出の面から感じたことです。

まず収入の面です。

夫は同じ職種に転職しましたが、収入は3分の2ほどにグーンと下がりました。前職では残業や夜勤があったのに対して、現在の就業先では残業はほとんどなく、夫は何もない時は毎日定時で帰ることができます。その分収入が下がったことになります。

また、私も現在アルバイトしていますが、前職に比べると時給が安いです。最低賃金の格差が都会と田舎では顕著なので致し方ないことですが、週3日働いても給与が5万円に届かないです。もちろんシフトに入れる時間も限られているので、もっと長い時間働ければ収入も上がるのですが、ほかの人との兼ね合いもあってなかなか希望通りの時間にすべて働けるわけではないので厳しいです。

次に支出の面です。

確かに家賃、駐車場代などの固定費は都会のほうが圧倒的に高いですね。以前は家賃に収入の半分が持っていかれることなんて当たり前でしたし。もちろん私たちのように義実家同居を選択した場合、家賃駐車場代無料なのは本当に魅力的です。しかし、日々の変動費を見ると、食費などはあまり変わらないものの、ガソリン代がとにかくかかります。

宮城に来てからスーパーの広告チラシを見てもあまり魅力的には感じなくなりました。特売日であっても、どのお店もそんなに値段に大きな差はみられないのです。食材や日用品を購入する店舗は田舎だと数が限られます、ゆえに、価格競争がそれほど激しくないのだと思います。近所のスーパーへ行くと同じものでも都会のほうが数十円安かったなと思うものが多いのです。もちろんディスカウントストアなどに行けば安く購入できますが、都会のようにどこにでもあるわけではないので結局日々利用する店舗は限られます。

外食の回数は宮城へ来てかなり減りましたが、時々何か特別なものが食べたいなどと思ったときに、すぐ近くに願望を満たしてくれる場所がないのです。例えば、新作のフラペチーノが飲みたいと思ったらわざわざ車で30分かけて行くのです。近場にお出かけスポットがあまりないので、休日のお出かけや外食のたびにガソリン代はかさみますよね。

まとめ

今回の記事は私の独断や偏見が多いのであまり参考にならないかもしれません。ですが、私にとってはいずれも実際その土地に住んでみないと実感できないことでした。都会に住んでいるだけではわからないことだったと思います。

住めば都です。都会にも田舎にもそれぞれの良さがあるので、日々工夫しながら楽しみながら暮らしていければ良いなと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました